まつど地域活躍塾2024_OBOGロングインタビュー

インタビュアー
麓加誉子さん(第4期修了生)
#我が子3人の不登校が活動のきっかけ
#「はらっぱとそらプロジェクト」代表
#居場所と情報提供の活動#ゆっくりのんびり元気を貯める
#パトラン松戸チームなども
#松戸暦20年
#フリーライター

ぼんやり考えていたことが形になり、居場所も見つけた

杉本容子さん(第6期修了生)

#同期の仲間と「子育て+プラスゆとりにっこり」(高齢者が行う子育て支援を目的とした団体)を立ち上げ
#いよいよ2年目!変化の年
#今年は新松戸へ
#手芸が好き
#放課後デイでも週二日ほど勤務
#松戸で子育てを経験
#松戸が好きに


―活躍塾に参加した目的は何でしたか?

杉本さん:地域の知り合いを増やしたいと思って参加したのですが、期待以上にたくさんの方と知り合うことができました。活動やプライベートのことを「相談してみようかな」と思える方が地元で増えたのは本当に心強いですね。入塾時は、市内にボランティア団体がこんなにあるなんて知らなくて、サポートセンターも活躍塾初日が初めて訪れたくらいです。講座で松戸市について知っていくにつれて、まちのイメージがぐんとアップしましたね。
自分自身の居場所も求めて参加した活躍塾ですが、実地体験で伺った「みんなの居場所そらいろhouseふらここ(元山・2023年9月閉所)」で多様な人がくつろいで、交流が生まれる様子は、多世代交流の貴重さと有用さの発見でした。この発見が同期で立ち上げた「子育て+プラスゆとりにっこり」に生かされています。子育て中のお父さんお母さんに、多世代交流の中でゆとりと笑顔を届ける活動となっています。今年は活動2年目。どんな変化があるかワクワクしています。

―ご活動に活躍塾はどう役立っているのでしょうか。

杉本さん:他団体さんとコラボできるのがありがたいです。活躍塾で生まれた横のつながりでイベントなどご一緒すると、偶然や必然の交流が生まれるのが素敵です。また、修了生というだけでつながれてしまうのはすごい力ですよね。同じ想いで参加するから生まれるつながりだと思います。
地域で何かの役に立ちたいと考えている方はぜひ、活躍塾をおすすめしたいです。自分が住んでいるまちって意外に調べないし、知らないものですが、ちょっとでも興味が芽生えた方も迷わず参加してほしいと思います。活躍塾は安心して参加できて学び合えて、視野が心地よく広がります。きっとご自分の居場所も見つかります。

 

自分では持てない熱意に巻き込まれる楽しみも

三谷豊さん(第5期修了生)

#今日あるもので料理をつくる「さんま食堂」(子ども食堂)シェフ
#実は子どもと直接関わるのはちょっと苦手
#松戸の全ての道を歩いて制覇
#グラフィックデザイナー
#息子の不登校を経験
#米ぬかクッキー開発研究中

 

入塾時は市民活動に疑心暗鬼だったとか?

三谷さん:そうなんです。何かをやりたいなんて目標はなくて、むしろ市民活動ってどんな感じ?と探りにきた感じです。当時は実地体験以外オンライン講義が基本だったのでどちらかというと人と接するのが得意ではない私には参加しやすかったですね。面白くなかったり、何か違うと思ったりしたらやめちゃえばいいや、というやる気のなさでしたが、いざ塾が始まったら、参加している皆さんの熱心さや講義の進め方の斬新さにびっくり!

講義の中で「これまでにやったことのないことをやってみるのも面白いかもしれない」との話をお聞きして、これまでご縁のなかった分野の団体さんへ実地体験にいくことにしました。「さんま広場・さんま食堂」と「関さんの森」「こがねはら子ども食堂」にお邪魔したのですが、面白くて疑心暗鬼もどこへやら、いつのまにかすっかり嵌まり込んでしまいました(笑)。

今はさんま食堂での調理を主に手伝っていますが、こんなに楽しく長く手伝えるとは思っていませんでした。いろんな人にありがとうと言ってもらえて嬉しいものの、実は子どもと直接関わるのはちょっと苦手・・・むしろ自分のためになっている部分の方が大きいように思います。用事があって出かける、体を動かして健康が保たれる、行動のきっかけをもらっています。ボランティアなら多少の失敗が許されるし、無理なことは無理だと言える気軽さも嬉しいです。活動を通して今まで出会ったことのない様々なタイプの人たちと接することができたのも収穫で、人間観察を楽しみながらたくさん刺激をもらっています。

―活躍塾をどんな方におすすめしたいですか?

三谷さん:目標なんてなくって大丈夫ですよ。もちろん、ほとんどの参加者さんが目標明確でエネルギーに圧倒されますが、だからこそ、自分ができることでお手伝いする、というスタンスも歓迎してもらえます。できることを少しずつ、と思えば、どんな年代や目的意識の人でも活躍の場があるのが市民活動なのです。楽しいことから、できることから、自分のために始めていくのがおすすめです。

行動する勇気をもらえる。一歩踏み出したい方はぜひ

養老美佳さん(第7期修了生)

#松戸生まれ松戸育ち#でもサポセンは塾で初めて
#「やさしい日本語」ワークショップはじめました
#日本語教育
#上本郷さんさんカフェ常連
#19歳でワーホリへ
#外国語への興味は子どもの頃から

 


―活躍塾に参加してご自身に変化はありましたか?

養老さん:行動が変わりました。人を巻き込んで何かやるタイプではなかったのですが、活躍塾では何かをやっている方、団体を立ち上げた方が多く、これまでに関わったことのない熱気ある方々に出会えて、勇気を分けてもらいました。修了式では「やさしい日本語ワークショップ」の予定を宣言することができ、実際に開くこともできました。以前の自分から考えるとびっくりしています。

日本語教育にはいつからご興味があったのですか?

養老さん:10代からです。現役高校生の時に大学進学を諦めねばならなくなり、専門学校生の19歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアへ半年行きました。そこで出会った出来事が日本語教育への興味をより一層強めています。現在、念願叶って大学へ進学し、日本語教育を学んでいる中で「やさしい日本語」に出会い、普及の必要性を強く感じていました。そんな時、常連になっていた上本郷のさんさんカフェの田村さんに活躍塾へ誘ってもらいました。

外国にルーツを持つ方々に関する講義があること、実地体験先に「外国人の子どものための勉強会」があることに心惹かれ、入塾しました。松戸市国際推進課の方の講義では市内の定住外国人に関する具体的なデータの提示もあり、より身近な問題として理解ができました。また実地体験では外国ルーツの子どもたちの生活言語と学習言語の習得の差を目の当たりにし、知識として理解していたことを実体験できたことが入塾して一番よかったです。

やりたいことを応援してくださる方にたくさん出会えて、一歩踏み出せるのが活躍塾のすごいところです。サポートセンターも、モノや場所、活動の進め方などさまざまな面で全力サポートしてくれます。この先の人生に目標を探している方は、老いにも若きにも活躍塾をおすすめしたいです。

自分の人生に楽しみときっかけの種を蒔いてみよう

中村貴憲さん(第5期修了生)

#落語は大学時代から
#「八ヶ崎落語研究会」主宰
#自治会・社協・地域包括支援センター・高齢者サロン等で月2回ほど公演
#現役介護士
#笑いと共に介護体操!を広める
#将来は居場所を作りたい

 

―活躍塾で介護×落語の活動は広がりましたか?

中村さん:いやあ、広がりましたね。高齢者サロンで細々と月に1回ほど開いて、お客様も2人なんてよくあることだったのです。準備や集客がたいへんでしたが、今は、包括支援センターや高齢者支援団体さんと繋がれたので、月に2回の会に2〜30名の参加者が来てくださるようになり、より笑ってもらえる落語へ注力できるようになりました。横のつながりってありがたいですね!

でも、活躍塾で広がったのは、僕の視野の方かもしれません。仕事も介護で、活動も介護に絡めた落語を2018年頃から始めていて、自分は高齢者専門のように感じていましたが、講義を聞くうちに、高齢者の問題も子どもの孤立や子育て世代の孤独の問題、自治会の課題へつながるし、社会課題はみんな繋がっていることに気づくことができました。何よりもすごい!と刺激に感じたのが、つながるいろいろな問題に対して、「どうにかしたい!」と行動するエネルギー溢れる人たちが、松戸にはたくさんいることでした。

―入塾を迷っている方へ、伝えたいことはありますか?

中村さん:講義では生活そのものの話を身近な親しみある方が話してくださるので、スッと染み込んできますね。実体験から行動へと続くお話は面白くて、自分にもできることが必ず見つかります。その場で「これだ!」が見つからなくても、5年後や10年後に何かにつながるかわからない楽しみときっかけの種を蒔くことができますよ。

まつど地域活躍塾2024のご案内

まつど地域活躍塾2024について、詳しくは以下のページをご覧ください。

まつど地域活躍塾2024の申込方法:①または②にて

  1. 松戸市オンライン申請システムから
    ・「まつど地域活躍塾受講申し込み」フォームにて必要事項とレポートを入力してください
    ・オンライン申請システムのトップページからは「手続き一覧(個人向け)」を選択し「活躍塾」と検索してください
    ※松戸市オンライン申請システムからのお申込みの方に限り、受講料をキャッシュレスでお支払い可能
  2. 申込書をダウンロードしてレポートと一緒に提出
    ・郵送、サポートセンターへ持参、E-mailに添付のいずれも可
    ・申込書は下記または市ホームページよりダウンロード
    Wordはこちら⇒第8期申込書
    PDFはこちら⇒第8期申込書
    ・サポートセンター、市役所市民自治課で用紙のご用意もございます。お問い合わせください。

【レポートテーマ】「まつど地域活躍塾で学びたいこと、体験したい事(400字以内)」

申込期間:2024年5月16日(木)~6月17日(月)〔必着〕

問合せ・申込み:まつど市民活動サポートセンター(活躍塾の件で、とお伝えください)
〒271-0094 松戸市上矢切299-1
TEL:047-365-5522/FAX:047-365-5636
メール:hai_saposen[@]matsudo-sc.com